楽器の名前あれこれ…

レッスン担当の藤田です。

暖かさを通り越して、店内暑いですね。

熱い(暑苦しい)オルガン・プレイが信条の私ですが、先日のライブで『ハモンドオルガン』をプレイした後『あっ!エレクトーンの人だ!』と言われ、『ハモンドの人です!』と答えてしまった融通の利かないわたくしです(笑)。

楽器の名前って、けっこうややこしいですよね。

ちなみに、ハモンドオルガンは、アメリカのローレンス・ハモンドさんが開発したオルガンなので、ハモンドオルガンといいます。

世の中にある電子オルガンの草分け的存在で、のちにこのハモンドオルガンを参考に、様々なメーカーが電子オルガンを開発しました。

日本で有名なところでは…

ヤマハの電子オルガンは『エレクトーン』

ローランドの電子オルガンは『アトリエ』

カワイの電子オルガンは『ドリマトーン

ビクターの電子オルガンは『ビクトロン

テクニクスの電子オルガンは『テクニトーン』

つまりエレクトーンは、電子オルガン全体の通称ではなく、『ヤマハ製電子オルガン』の商品名称なんです。


電子オルガンだけではなく…

例えば、鍵盤ハーモニカ。

スズキは『メロディオン

ヤマハは『ピアニカ』

ゼンオンは『ピアニー』



ちなみに、ブルースハープは、ハープ(竪琴)でブルースを演奏するんじゃなくて、10穴ハーモニカの通称です。ハーモニカを横から見た時にハープの形に似ているからついた名前です。

アンプを使わないアコースティックギターも、フォークギター・クラシックギター・ピックギター等々、いろいろな種類がありますね。

管楽器の中では、『フリューゲル・ホルン』なのか『フリューゲル・ホーン』なのか、両方の呼び方があり、迷います(笑)。

ラテン系のパーカッションも、名前を覚えるだけでも大変です(笑)。

ティンバレスひとつにしても、大きい方を『エンブラ』、小さい方を『マチョ』、側面を『パイラ』と言ったり…

コンガも、口径の小さいものから順に『キント』『コンガ』『トゥンバ』…

カホンは、スペル『cajon』。もちろん『カジョン』と読んではいけません(笑)。


というわけで引き続き、仙道さおりさんの『カホン・クリニック』好評受付中でございます。