日本の十二律を知る

僕も今はじめて知りました(汗)。

音階の読み方ってその国によってさまざまで、僕達が普通に知っている『ドレミファソラシド』は、イタリア語なんですね。

英語では『CDEFGABC』で、半音上下は『♯・♭』がつきます。

日本音名というのもあって、学校の音楽授業で習った経験がありますが『ハニホヘトイロハ』で、半音上下は『嬰・変』がつきます。

よくクラシックの曲などで『変ホ長調』とか『嬰ヘ短調』など、見たこと(聞いたこと)がありますね。

さらに調べてみると、日本にはまだまだ別の音名読み名があって『日本の十二律』という表記法があるらしいのです。

お箏の調弦によくでてくるようです。

楽器店のスタッフとして和楽器も扱っているので、もしかしたら知っておいたほうがいいのかな?なんて思いながら、ちょっとこの十二律、難しすぎて面白かった(笑)ので皆様にも紹介します。



英語音名…日本音名…日本の十二律

C…………ハ…………神仙(しんせん)

C♯D♭…嬰ハ変二…上無(かみむ)

D…………二…………壱越(いちこつ)

D♯E♭…嬰二変ホ…断金(たんぎん)

E…………ホ…………平調(ひょうじょう)

F…………ヘ…………勝絶(しょうぜつ)

F♯G♭…嬰ヘ変ト…下無(しもむ)

G…………ト…………双調(そうじょう)

G♯A♭…嬰ト変イ…鳧鐘(ふしょう)

A…………イ…………黄鐘(おうしき)

A♯B♭…嬰イ変ロ…鸞鏡(らんけい)

B…………ロ…………盤渉(ばんしき)



…覚えられるかな??

(藤田貴光)