一年か…

昨日、タケダ楽器でも揺れを感じました。地震でしたね。

びっくりしました。

あの東日本大震災から一年の月日がたちました。

東北の音楽仲間に聞くと…

『藤田くん、こっちはね、あの日から何んにも進んでいないよ』

現実は何も復興していないと感じている被災者がたくさんいると…

しかし、その音楽仲間いわく…

『でもね、なんだか音楽を演奏する機会やイベントは増えたんだ。復興を願うイベントとか、音楽で熱く応援してくれたり、音楽で元気を取り戻したりする為の機会をたくさん周りが作ってくれた。東北の外から来てくれるミュージシャンがたくさんいるんだけども、俺たち地元のミュージシャンもちゃんとそれに応えていくべきだしな!!』

音楽のちからは大きいと思います。

音楽をのんびり聴いている場合じゃないという人も確かにいます。

でも、一日に数分でいいから好きな音楽を聴くだけで、生きていけるような気がします。

その音楽仲間と僕が、共通して思っているのは…

『地元にはりついたミュージシャンじゃなきゃ出来ない、マメな音楽活動をしたい!!』ということ。

彼は、いま一生懸命地元で演奏活動していますが、やはり現場では音楽を欲している人がたくさんいるということです。

ギター弾いたり歌ったりするひまがあったら、瓦礫片付けるの手伝ってくれ!!

という声もあるのは当然だと思います。

いつか復興活動としての音楽活動が認められる日が来ることをお祈りします。

(藤田貴光)